ものづくり 愛知・名古屋の職人展

H.T.N

名古屋節句人形 人形の玉置

名古屋節句人形の歴史は古く、天明年間(18世紀)頃の「名府年中行事」によると、玉屋町(現在の名古屋市西区)と諸町に雛人形市が立っていたことが記されており、このことから江戸時代後期には相当数の業者が存在したことが推測されます。明治に入って、東京から職人を招いたことにより、技術が向上し、全国有数の生産地へと成長しました。さらに戦後には分業制が確立しました。
製造工程
◆着付→藁の芯に紙を巻き、綿で肉付け胴・腕を針金で通します。着物を仕立てて着せ、手足を付け、腕を折ります。
◆顔 →石膏で原型を作り桐塑で色を塗り、嵌めたガラスの目を彫刻刀で掘り出し眉・口を描きます。
◆髪結→顔の縁に溝を彫り髪を貼り付け、束ねて結っていきます。
◆手足→手の平を木で作る。指を針金で作り、胡紛を塗って乾かした後に彫刻等で彫ります。
写真は尾山人形の着付け工程です。
1.台に胴体、頭、腕を付け、襟を巻き、上胴(上半身)の着付けをします。
2.下胴(下半身)の着付けをします。
3.帯を巻き、袖の着付けをします。
4.手を付け、かんざしや小物の着付けをします
尾山人形
愛知県、岐阜県は主要な産地となっています。いわゆる芸者姿のお人形で、歌舞伎の女形からきた呼び名といわれています。江戸時代後期には生き人形という、胡粉を用いた仕上げで生きているような表情の人形が作られ歌舞伎の題材にもなっていますが、この頃にこの胡粉を使った人形頭の技術が確立しています。その後樹脂の頭が考案され、廉価な作品が作られると爆発的に売られるようになりましたが、やがて、良品が減ってくるに従い衰退の傾向をたどるようになりました。舞踊人形も尾山人形と同種のもので、藤娘や道成寺といった日本舞踊を題材にとった人形です。結婚や新築のお祝いにこの尾山人形は用いられますが、なにか新しくことを始めるにあたっては、その土地、その場の神々の障りを受けないよう、人形に肩代わりをしてもらうために飾ったものです。美しい尾山人形や舞踊人形は「厄除け」という意味にとどまらず、お部屋の雰囲気をなごませ華やいだ気分にさせる力を持っています。
人形の玉置では、昭和48年(1973年)に玉置賀寿子が「人形の玉置」を設立し、「物語のある人形創り」をモットーに、日本人形(尾山人形)の伝統の美を追求して参りました。又、日本国内のみならず、海外でも活動を続けております。現在、玉置絵理子が、賀寿子の指導のもと人形作りに取り組んでおります。
  
  
店名:株式会社翆穂 人形の玉置
所在地:〒464-0067 愛知県名古屋市千種区池下2-1-16
TEL:052-761-5543
URL:http://www.cmacs.jp/32067/tamaoki-doll/

ものづくり愛知・名製造工程
URL:http://h-t-n.jp/specials/shokuninten/articles.cgi?id=11

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名古屋市伝統産業
URL:http://nagoya-dentousangyou.com/02_se/index.html